気がつけば8月。
6、7月は比較的(比較的ですが)暇な時期ですが、1年ぶりにSS書きに復帰したり(すごい数のGJ!貰えて嬉しかったですが、「こんなとこで投下してないでさっさと新刊出せ」って何だい)、九州は長崎まで旅行してたり。

ハウステンボスやグラバー園、出島など巡って来ました。今回の旅の目的は、『佐世保バーガー・トルコライス・軍艦島』の3つ。
JR佐世保駅降りたら、でんとハンバーガーの像が鎮座してました。
さて長崎発祥の名物うまいもんと言えば皿うどん、ちゃんぽん、そして、トルコライス。……なんですが、
『トンカツ、ピラフ、スパゲッティーを1つの皿に盛った料理』
に、なんでまた「トルコ」の名がついているのか。豚はご法度なイスラム教の国なのに。
#そもそもこの3つの組み合わせだって、ピラフがドライカレーや炒飯、カレーだったり、トンカツの代わりにハンバーグやエビフライになってるお店も。
「カレーピラフがインド、スパゲッティーはイタリア。で、その東西の接点『トルコ』は本当は串焼肉・ケバブなんだけど、本式の羊肉は手に入らないからトンカツで代用」
「3種の料理を3色旗”トリコロール”に見立てて命名したのが、いつしか『トルコ』に」
「トルコ料理はフランス料理、中華料理とともに「世界三大料理」のひとつだから」
と、名前の由来にもそれこそ諸説あるんですが、昔ネットで教えられたのは
「街の食堂で、出勤前のトルコ嬢、今でいうソープのおねーさんが『すぐ食べられて、栄養つくものお願い!』とトンカツ・ピラフ・スパゲッティー、一つの皿に全部盛ってこさせたのが、トルコライスのルーツ」
……もしかしてジョークだったのか?単にかつがれたのか?
それはともかく、長崎のトルコライス、今やトルコという国の面影はどこにもありません。そもそも最初からそんなものはまったくありませんが。
……でも、よく考えるとトンカツもピラフもスパゲッティーも、”日本の洋食”であっても”西洋料理”ではありません。
ケチャップ味の「ナポリタン」はイタリア料理ではなく、戦後米軍が日本に持ち込んだミートソースを日本人がアレンジしたもの。
「トンカツ」の語源は仏語の「コートレット」だけど、トンカツは肉に衣をつけてバターで焼くフランス料理のコートレットではなく、たっぷりの油で揚げる日本の天ぷらの流れ。
そして、ピラフはリゾットやパエリアのように、元々米と様々な具材を出し汁で炊いた料理。炒めたチャーハンとは全然違います。
そういう意味で、洋風だけど日本でアレンジがされた『西洋料理ではない』これらと、世俗化・西欧化を押し進めヨーロッパナイズされてはいるけど『西洋ではない』トルコ、似ていると言えば、そうかもしれません。