「赤い会社」VS「青い会社」
『羽田-新千歳線は、世界一のドル箱路線』と言われます。
国内線では最も便数の多い路線(4社が参入、往復で1日100便以上!)で、年間乗降客が年一千万人を超えるんですが、羽田空港の年間旅客数全体の「7人に1人」がこの区間の利用客、というとその凄さが判るでしょうか。
その羽田空港の新整備場地区では、機体整備の様子を見ることのできる工場見学が開催されています。
工場見学では、格納庫内で整備中の旅客機のすぐ間近まで寄って見学できたり(見学日によっては特別塗装の「レア機」も見られたり)、すぐ隣の滑走路に離着陸する飛行機を堪能することができます。
珍しい体験としては、見学者の1人がライフジャケットを着用し、何と実際にボンベを作動させて膨張させる体験まですることが出来たり。
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ANA 機体工場見学のご案内 Maintenance Facility Tours
その2社とも、機体工場見学の際に撮った写真やビデオをネットや出版物で公開するときは事前にチェックが必要となってます。…その理由ですが、ANAの中の人いわく
「個人情報保護の観点から、公開する写真に他の参加者の顔とかが映ってるのはいけない」
ああ、最近そういうご時世ですからねー。
「保安安全上の理由から、旅客機でも『公開しちゃ拙い箇所』がある」
ハイジャック対策もありますし、同じ機体を軍用で使ってたりしますしね。
「”青い会社”の工場見学に行きましたーと言って、隣の”赤い会社”の機体を出すな」
……なるほど、とてもとてもよくわかりました。

だから同じような構図の写真でも、左はOKで、右はNG。なぜって?
このように尾翼にモザイクをかけないと、ねえ(ぉ)
知っての通り、”赤い会社”は、元々は政府の保護を受けた半官半民企業。一方”青い会社”は、最初から民間企業。
そんな理由もあって、昭和30年代ごろの”赤い会社”と”青い会社”の『空中戦』、最新機種投入合戦や熾烈なスピード競争は凄かったと聞きます。
有名なのは大阪伊丹から東京羽田までのスピード勝負。今約1時間かけて飛んでるこの区間を、西から東へ吹くジェット気流を利用して、航空路を無視して一直線に飛び(おい)、羽田の着陸待ち順に割り込んで(おいおい)、B727で離陸から着陸までたった26分!という伝説的記録が。
その最新機種投入合戦の名残でしょうか、両社が同じボーイングの機体を飛ばすようになった今でも、「我が社はボーイングの次世代型旅客機、B787『ドリームライナー』を世界で最初に導入します!北京オリンピックは、我が社の最新鋭機で中国へ!」と、今回もANAの中の人は自慢げに言っていました。
…ちなみにオリンピックは今年の8月(縁起を担いで、開会式を2008年8月8日午後8時8分、に合わせるんだそうです)。
昨年7月8日に(こちらも、07/08/2007の日付に合わせて)華々しく公開された787は、ボーイングの開発スケジュールが遅れに遅れ、今もまだ初飛行すらしてません。
正直、再来年2月開催の「バンクーバーオリンピックは、我が社の最新鋭機でカナダへ!」も怪しいところですが。
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